質問 「示談」と「和解」は違いますか?


回答


「示談」と「和解」は、法律上は、ほぼ同じ意味です。


ただし、実務的には、言葉を使う場面が少し異なります。

「和解」の方が、正式な法律用語だと言える

和解も示談も原則として法的な違いはありません。

ただ、民法695条では、「和解は、当事者が互いに譲歩をしてその間に存する争いをやめることを約することによって、その効力を生ずる」というように和解という言葉が使われています。

ですから、法律家としての感覚からしますと、和解が正式な表現です。

一方で、示談は、民法上の言葉ではありません。

では、示談という表現が間違いかといえば、一概にそうとも言い切れないのも事実です。

例えば、裁判前の交渉のときには示談と言ったり、あるいは、示談書と言ったりすることが多いという印象を受けます。

しかし、裁判になった後であれば、和解という表現を使うことが多いです。

そして、裁判上の和解は、確定判決と同じ効果があるので、非常に効力が強いと言われています。

つまり、一般的に、民事上の争いを裁判所に持ち込むことなく解決することを示談と言い、裁判上での解決を和解と言います。

ですから、示談と和解は、場面によって表現方法が異なるだけであって、法的に何か差異が生じることはありませんので、基本的に「示談=和解」だと考えてください。

示談と和解は、やり直しができない 

裁判上の和解は、判決によって最終的な解決になるわけですから、「昨日した和解ですけど、やっぱりなかったことにしてください」ということが通用しません。

なぜなら、それを認めてしまうと、紛争がいつまでたっても解決しないからです。

つまり、和解をすると、後になって紛争を蒸し返すことはできません。

仮に和解した後に、和解当時と異なる事実関係が明らかになったとしても、それに対する損害賠償請求はできないということです。

ですから、十分に注意したうえで和解をする必要があります。

もちろん、示談の場合でも同じです。 例えば、交通事故による示談を考えてみましょう。

何が示談内容なのかと言うと、交通事故の加害者が被害者にお金を払うことです。

被害者は、解決内容を記した示談書という書類を作ったのであれば、それが最終解決ですという意味になります。

ですから、示談や和解をするときには、その金額が、自分が考えている全ての金額を評価したものなのかどうかに注意しなければいけません。

あとで内容について後悔することを防ぐためにも、少しでも不安な点がある場合は専門家である弁護士に相談しましょう。


 

 


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