2カ月で賠償金額が2倍になった夫婦の事例

1.事故発生
被害者は、香川県高松市にお住まいの夫婦でした。
赤信号で停車中に後方から突っ込んできた自動車に追突されて事故が発生しました。
夫婦2人とも、シートベルトはしていたものの、自動車が壊れて全損となるような、大きな事故でした。
2.依頼・相談の経緯
事故から6カ月が過ぎて、保険会社が「損害の明細」というタイトルの文書をもってきて
「ハンコを押してください」
と言うのですが、なんの説明もないので、ハンコを押していいものかどうか、迷っていました。
被害者の方は、お付き合いのある保険代理店の方に
「交通事故にくわしい弁護士さんはいないでしょうか」
と質問して、保険代理店の方が
「交通事故にくわしい弁護士さんです」
という推薦をした弁護士さんに相談した、という事情があります。
保険代理店さんが推薦したのが、吉田泰郎法律事務所の弁護士でした。
3.当事務所の活動
弁護士が見たところ、保険会社が出してきた
「損害の明細」
には大きな問題点がありました。
病院に6カ月通院したにもかかわらず、通院したことに対する慰謝料が30万円程度しか認められていませんでした。
弁護士の基準では、通院6カ月であれば、80万円~90万円くらいは慰謝料として認められるはずです。
また、ご夫婦のうち、妻は仕事もしていながら主婦でもあったので、交通事故でケガをしたことによって主婦の家事労働ができなくなってしまった部分があるのですが、主婦の家事労働分に対する損害の算定がされていませんでした。
このように、「通院に対する慰謝料」「主婦の家事労働分の休業損害」を中心として、弁護士が交渉しました。
4.当事務所が関与した結果
交渉期間は2カ月程度で、被害者が満足のいく結果を出すことができました。
「通院に対する慰謝料」
については、保険会社の当初の30万円という金額を90万円にアップさせることができました。
また、「主婦の家事労働分の休業損害」については、最初は0円であったものを30万円認めさせることでできました。
その結果、
夫については保険会社の当初の提案金額60万円を120万円にすることができました。
妻については、保険会社の当初の提案金額50万円を140万円にすることができました。
つまり、夫婦とも当初の保険会社の提案した金額が2倍以上になったのです。
5.解決のポイント
2カ月という短い期間で保険会社から約2倍の賠償金額をとることができたのは成功と言ってよいと思います。
良い解決ができたポイントとしては、被害者の方が、自分が親しくしている保険代理店の方に良い弁護士を推薦してもらったことがあります。
交通事故の事件は、弁護士のなかでも専門的に取り組んでいる弁護士と、そうでない弁護士がわかれる分野です。
ぜひ、専門的に取り組んでいる弁護士に解決を依頼してください。