任意保険の仕組み ①強制保険と任意保険の違い

「任意保険と強制保険にはどのような違いがあるのでしょうか」

 

香川・高松に限らず、日本の自動車保険の制度は、法律によって必ず保険に入らなければならないとされている強制保険(自賠責保険)と、法律により、必ず保険に入ることとされていない任意保険の二つの制度によって成り立っています。

 

それでは、具体的に強制保険(自賠責保険)と任意保険はどのように異なるのでしょうか。

 

ア 法律によって保険に加入することが義務付けられているかどうかが異なります。
既に述べたように、強制保険は法律によって必ず保険に入らなければならないとされています。
一方、任意保険は必ず入らなければならないものではなく、保険に入るかどうかは個人が自由に判断すればよいこととなっています。

 

イ 補償の対象が異なります。
自賠責保険は、自動車を運転して事故を起こしてしまい、他の人が怪我をしてしまったり、死亡してしまったりした場合に、保険金を請求することができる対人賠償責任保険です。 

ですから、自賠責保険は、他人が怪我をせず、また死亡しない事故においては、保険金を請求することができません。


これに対して、任意保険では、自賠責保険とは異なり、他人が怪我をしたり、死んでしまったりしない場合であっても、その契約内容によっては、保険会社に保険金を請求することができます。


どのような事故に備えた保険であるのかは、契約内容によって様々です。
ですから、任意保険会社と契約を結ぶ場合にはその内容を十分に確認するようにしなければなりません。

 

ウ 時効期間が異なる場合があります。
時効とは、保険会社と保険契約を結んで保険に入った者が保険金を請求できる権利を得たにもかかわらず、保険会社に対して一定期間にわたって、保険金を請求しない場合には権利が消滅し、保険金を請求することができなくなってしまう事です。


保険金を請求できる権利(保険金請求権)は、例えば、保険に入ったものが事故を起こしてしまい、被害者との間で、示談が成立したり、判決が確定したりした時から発生します。


それではどの程度の期間、保険金の請求を怠ればもはや請求できなくなるのでしょうか。

平成20年に法律が改正され、その期間は自賠責保険と任意保険いずれも3年とされました。

 

ただし、平成20年6月6日の法律の改正前に結ばれた任意保険については、改正前の法律に従って時効期間が2年とされていることに注意が必要です。


ですから、改正前に結ばれた任意保険においては、保険金を請求することができる日の翌日から、2年間の間に保険金の請求をしなければなりません。

 

エ 保険金額が異なります。
自賠責保険では、一保険について、また被害者一人あたりについて何円の保険金を支払うのかという補償限度額が定められています(傷害の場合は120万)。
これに対して、任意保険では、その限度額はどのような保険契約を結んだのか、その内容によります。
任意保険としては対人賠償としては限度額のない無制限のものが多く広がっています。

 

オ 任意保険は自賠責保険を補充するものです。
自賠責保険と任意保険は、他人に怪我をさせてしまったり、死亡させてしまったりした場合の対人賠償に関する限りで重なります。
任意保険では、一般的に、契約により被害者に支払う賠償金の額が、自賠責保険で支払われる金額を超える場合に限って、その超える部分についてのみ支払われるとされています。

 


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