高次脳機能障害

Hさんは高松で交通事故に遭い、頭部を強打したため、一時的に意識障害に陥りましたが、治療が功を奏し意識を回復しました。しかし、Hさんは今までのHさんとは別人であるかのように気性が荒くなり、何か気に入らないことがあるとすぐ激怒するようになりました。また、料理中もガスをつけていたことを忘れたまま出かける等、物忘れもひどくなりました。

 

-----Hさんは高次脳機能障害である可能性があります。


(1)高次脳機能障害とは
高次脳機能傷害とは、頭部外傷によって意識障害に陥った者が、その後意識を回復したものの、記憶障害等の認知障害と人格変性(人格の変化)が生じる障害をいい、高松の交通事故でも高次脳機能障害と診断される方がいらっしゃいます。
高次脳機能障害が他の脳損傷と大きく異なる点があります。
通常、他の脳損傷であれば、CTやMRIで脳の損傷が確認できます。
しかし、高次脳機能障害の場合はCTやMRIで撮影をしても、脳のどこに異常があるのかが確認しづらいのです。
それ故に、本当に今回の事故を原因として高次脳機能障害を発症しているのか、という判定が非常に困難になりがちです。


(2)高次脳機能障害と認定されるためには?
高次脳機能障害と認定されるための、基本的な要素がいくつかあります。


①頭部に外傷を生ずる事故が発生したこと
②頭部に外傷を受けた結果、意識障害を生じること
③意識が回復すること
④意識回復後に、仕事に復帰しても、仕事を満足に遂行することができず、周囲から「前はこんな人ではなかった」等の人格が変わった旨の評価を受けること(ただし、このことは本人の自覚の有無は問いません)
⑤事故後のMRIで脳表面に外傷は見当たらないが、脳内深部にある側脳室や第三脳室と呼ばれる部分が拡大すると共に、脳が全体的に委縮していること


(3)交通事故の被害者及びご家族で注意すべきこと
高次脳機能障害は、述べた通り、CTやMRI等の画像では分かりづらいという問題がありますので、脳震盪と診断された場合でも、「脳震盪程度で済んでよかった」と安心はできません。

 

なぜなら、脳震盪であっても意識障害時間が長く重いものであるほど、その後、高次脳機能障害を発症する可能性があるからです。


ですので、高松の交通事故の意識障害被害者が意識を回復した後も、被害者のご家族・周囲の方々で、被害者に異常行動が見受けられないか、性格の急激な変化が生じていないかどうかを注意深く見守る必要があります。

 


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