専業主婦の死亡逸失利益

高松のC子さんは、出産後は育児に専念するために専業主婦になりましたが、ある日交通事故に遭遇し、死亡しました。C子さんの家事労働について逸失利益は認められるでしょうか。

 

-----認められます。家事労働も金銭的に評価することは可能であり、たとえ専業主婦であっても、就労が可能な年数まで、女性労働者の平均賃金に相当する収益をあげると考えられています(最判昭49年7月19日民集28-5-872)。


なお、兼業主婦については、女性の平均賃金を基礎として逸失利益を算出することとなり、家事労働分は加算されません(最判昭62年1月1日民集41-1-1)。


(1)では逸失利益が肯定されるためにはどのような家事労働であってもよいのでしょうか。
この点については、他人のために行う家事労働である必要があります。
もっとも、家事労働を行う主体の性別や、家事労働の提供を受ける主体を問いません。

 

また、家事労働の提供を受ける者が、収入を得ている必要もありません。
よって、逸失利益が肯定される家事労働であるかは、あくまでも「他人のために行う」という部分が何より重要です。


(2)では、死亡逸失利益の算定方法はどのようになっているのでしょうか。
原則として、全年齢を対象として算出された平均賃金により決まることとなります。


ただし、年齢や身体状況等をも考慮した場合に、もはや上記平均賃金に相当するだけの労働を行うことはかなり困難な状況であると判断される場合には、年齢ごとに算出された平均賃金を参考として、減額されます。

 

そして、主婦が死亡した場合であっても、生存していれば支出していたであろう生活費については控除されることとなります。

 

高松の交通事故の場合でも、例外ではありません。

 


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