現代人の多くは常に疲労を抱えていると言われています。
その証拠にテレビで紹介されているサプリメントは年々売り上げを伸ばし、健康に対する意識の高さを物語っています。
高松でも、多くの人達が今日も疲労と戦い続けています。 疲労が運転に与える影響について考えてみましょう。
体は疲れた状態をあくびや居眠りなどで解消しようとします。 目に見えない変化では血圧が上昇したり、心拍数が上がったりします。
疲労が溜まってくるとものごとに対する反応が鈍くなったり、イライラしやすくなったりと様々な形で現れます。
このような状態で運転を続けていれば、いずれ交通事故を起こしかねません。 過労運転を避けるには普段から準備をする必要があります。
睡眠を十分に取り、生活のリズムを整えておきましょう。
疲労の原因は生活習慣だけではありません。 高齢であったり、運転の経験が浅かったりすると緊張のために疲れが溜まりやすくなります。
他にも、道路状況や車内の環境の条件によって疲れてしまう場合もあるでしょう。 大切なのは疲労を溜め込まないように運転することです。
疲労感を感じたら、できるだけ早めに休息を取りましょう。 安全な場所に車を停め、車から降りて新鮮な空気を吸ったり、軽く運動したりするのもお勧めです。
また、仮眠をとるのも疲労回復に効果があります。 長時間運転する際には、少なくとも2時間に1回は休息を取るように心がけましょう。
体調が悪い時や精神状態が不安定な時などは、運転をしないという選択も必要です。
高松のゆとりのある運転計画と万全の体調でハンドルを握りたいものです。
万一の備え
交通事故は起こさないにこしたことはありませんが、万一に備えなければなりません。
その責任を果たすためにも保険の加入が必要なのです。 自動車保険には強制保険と任意保険の2種類があります。 ここでは強制保険についてご説明しましょう。
強制保険には、自動車損害賠償責任保険(通称自賠責保険)と自動車損害賠償責任共済( 通称責任共済)があります。
自動車や原動機付自転車は、必ずこのどちらかに加入しなければなりません。
もしもこのどちらにも加入していない自動車を運転した場合は、懲役や罰金刑に処されます。 保険金の請求は加害者請求と被害者請求とに分けられます。
加害者請求とは、被害者に損害賠償金を支払った後、保険会社に対して保険金の請求ができるというものです。
ただし、保険の範囲内でなおかつ2年で時効となりますので、早めに請求しましょう。
請求には示談金の領収書や事故証明書などの書類が必要となります。事前に保険会社に確認しましょう。
一方、被害者請求とは、加害者からの損害賠償が手間取っている場合、被害者が直接加害者の加入している保険会社に対し損害賠償の請求をすることをいいます。
こちらも2年で時効となりますが、治療が長引いたり後遺障害が確定しない等の理由で2年以内に請求できない時は、前もって保険会社に相談しておきましょう。
また、被害者が損害賠償を受けるまでの間、生活費や当座の費用に困る場合には仮渡金を して直接保険会社に請求することも可能です。
ただし、治療日数が10日以内の傷害については仮渡金の請求はできませんので注意しま しょう。
事故を起こしてしまうと被害者も加害者もそれまでの生活とは全く違ったものになります 。当面の金銭的な不安をぬぐうためにも、高松の事故に万一に備えておくことが必要です。