自転車の交通事故を考える

自転車が戦後何度目かの大ブームだとして、新聞やテレビなどで大きく取りあげられています。

 

高松でも、自転車に乗っている人を多く見かけます。 

 

エコというキーワードのもと、燃料も不要、車検も要らない自転車が注目されるのは当然のことでしょう。 

 

自転車は、免許不要の身近で手軽な乗り物ですが、交通事故の大きな要因となっているのも事実です。 

 

現に歩行者との衝突事故では相手を死亡させてしまうこともあるほどで、車ほどではないにしても、場合によっては車と同様凶器になってしまうものです。

 

自転車で引き起こされた事故であっても、自動車と同様に刑事的に重過失致死傷罪が課せられ、当然民事的にも損害賠償請求に応じなければなりません。 

 

自動車と違い、一般的には損害賠償責任保険に加入するという感覚がないのが自転車です。

 

当然義務もありませんし、実際に自転車に乗る人のための任意保険もありますが、加入している人は殆どいないため、万一大きな事故となった場合には、多額の支払を自己負担することになってしまいます。 

 

自転車が絡む交通事故は、年間で2万件以上は起きていて、そのうちの6~8%が自転車対歩行者の事故です。 

 

ここ数年でそれらの事故が増加しているのは、自転車の普及ももちろんですが、高性能でスピードが出るスポーツバイクなどの流行によって、交通事故の程度が以前とは大きく変わっているということもあります。 

 

さらには、携帯電話を使いながらの運転や、マナーの悪化も原因のひとつです。 

 

最近では、高松でも「ピスト」と呼ばれる競輪などの競技に用いられるブレーキの無い自転車の取締りが強化され始めました。

 

自転車での高松の交通事故と賠償問題

道交法上、自転車は「軽車両」として分類されていることから、自動車のように行政処分となる反則金制度はありません。

 

危険行為や交通ルール及びマナー違反に関しては、摘発を受けた場合、刑事罰の対象となり、いわゆる赤切符を切られます。 

 

自転車といえど、飲酒運転は禁止で、酒酔い運転でと判断された場合には、自動車と同様5年以下の懲役又は100万円以下の罰金となります。 

 

手放し走行やスピードの出しすぎなどの安全運転義務違反であれば、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金です。 

 

16歳以上の人が、6歳未満の幼児を、幼児用座席に乗せるかひもなどで背負った場合を除いて、自転車の二人乗りは禁止です。

 

「乗車積載方法違反」として、2万円以下の罰金又は科料となります。  最近では、条件つきで認められるものの、親と幼児ふたりの三人乗りも禁止となりました。 

 

夜間ライト点灯義務は5万円以下の罰金、整備不良の自転車に乗った場合も5万円以下の罰金となります。

 

重大な過失で人を死傷させたときは重過失傷害や重過失致死が適用され、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金となります。 

 

ただ、問題は、自転車が相手の場合には、自賠責の適用ができません。 

 

自賠法でいう「自動車」とは、農耕作業用の小型特殊自動車を除き、原動機付自転車やバイクも含むのですが、自転車は除かれているからです。 

 

相手が自転車の場合には、自賠責などの計算方法に基づいて賠償金額を算出することになります。

 


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