高松の交通事故では自賠責と労災どちらを先に使うべきか?

高松の交通事故による損害の請求をするに際して、自賠責と労災どちらを先に使うべきかという話ですが、実は法律上どちらからでなければならないという規定はありません。 

 

どちらが優先という完全な決まりはないものの、自賠責保険の管轄は国土交通省であり、労災保険の管轄は厚生労働省という違いがあるので、省庁間の取り決めとして、「交通事故の場合は労災保険より自賠責保険適用が優先」という行政通達があるのは確かです。  

 

行政通達というものは役所内の訓令扱いなので、公務員として勤務する人にとっては遵守すべきことがらのひとつですが、一般市民には強制力を持ちません。 

 

ですから交通事故被害者が、労災(指定)病院でケガの治療を受ける場合には、自賠責保険と労災保険のどちらを使っても良いのです。 

 

自由に決定する権利は原則的に被害者にあります。  それでも実際に交通事故で入院や通院ということになったら、どちらの保険を使えば良いのでしょうか? 

 

通例としては、自賠責保険を先に使うようになっていますが、次のような問題をはらんでいる場合には、労災(指定)病院に対して労災保険を先行して使うようお願いすることになります。

 

①自分が加害者の場合も含め、その交通事故に対する自分の過失割合がかなり大きい場合。  ②事故の過失割合について相手と揉めている場合。 

③相手の車の所有者が運行供用者責任を認めない場合 

④相手が無保険又は自賠責保険しか加入していない場合

となります。

 

高松の交通事故で労災保険を先に使わなければならない場合とは?

前項で、自賠責と労災のどちらを先に使っても良いというお話をしましたが、中には労災保険の方を先に使わなければならない場合があるとして例を挙げました。 

 

ここでは、それをもう少し詳しくお話していきましょう。 

 

まず、「①自分が加害者の場合も含め、その交通事故に対する自分の過失割合がかなり大きい場合」です。  自賠責保険の場合には、自己の過失割合が7割を超えた者に対しては、損害補償が5~2割の範囲で減額されてしまいます。

 

しかし、労災保険と健康保険の場合には、そのような過失割合による減額制度はありません。 

 

次が「②交通事故の過失割合について相手と揉めている場合」です。 

 

これも①と同様に考えれば良いでしょう。 

 

そして、「③相手の車の所有者が運行供用者責任を認めない場合」ですが、自賠責保険というものの性質は、『その車の運行供用者が事故を起こした場合にその損害を賠償する』という保険です。 

 

したがって、交通事故の相手が勝手に他人の車を運転して事故を起こし、その車の所有者が運行供用者責任を認めないといった場合には、被災者個人の力でこれを認めさせるとしたら、それは相当な労力を要することになります。

 

そこで、そのような事例であれば、労災保険を敢えて先に使うことで、政府に求償権を行使させるというやり方が考えられるのです。 

 

保険会社の相手を被害者個人ではなく「政府」にさせてしまおうという話です。  少し難しいお話でしょうかね?

 

もうひとつ、「④相手が無保険又は自賠責保険しか加入していない場合」も考えられます。  相手が無保険であれば、他に補償救済の方法がないということから当然の如く。 

 

また、任意保険に加入していたものの、対人無制限など十分な補償がたてられる状態にない場合なども、「補償範囲の違い」や「診療報酬単価の違い」などから、労災保険給付の請求を先行させた方が良いと考えられるケースが出てくるのです。

 


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