高松の交通事故による高次脳機能障害と労災

高松の交通事故によって、脳に後遺症となるほどの重大なダメージを負ったことで、感情をコントロールしたり、目標や目的の設定をしたりすることやその遂行、作業の反復継続などを行うための高度な脳機能が働かない、或いは常人並に働かせることができない状態になったものが、高次脳機能障害です。 

 

高次脳機能障害による労働能力喪失の内容について、自賠責と労災では見方が違うので、少しそのあたりを見てみましょう。  自賠責保険では、高次脳機能障害による労働能力喪失に関して、一人で就労ができるかという点を主に着目しているようです。 


労災での高次脳機能障害に対する見方は、次の4つ能力分析によるものとしています。

 

  1. 【1】「意思疎通能力」 これは、誰かと話をした場合に、意思が通じ合えるか、会話が成り立つかという点を見るものです。
  2. 【2】「問題解決能力」 これは、与えられた作業について、決められた課題を、手順に従っていかに的確に処理できるかを見るものです。
  3. 【3】「作業に関する持続力」 これは、往々にして集中力が持続できないようになりがちなことに着目したもので、作業に集中して取り組むことができ、途中で投げ出したりしないかを見るものです。
  4. 【4】「社会行動能力」 これは、個ではなくふたり又はそれ以上の複数で活動・行動した際に、コミュニケーションを欠いたり、些細なことで激したりしないかという内容を見るものです。 

これら各要素の支障の程度からみて、高次脳機能障害と判断すべきか否かを判定するのです。  自賠責保険の後遺障害等級認定は、原則として労災保険の認定基準に準拠しています。 

 

しかし、労災保険に先行して自賠責保険が高次脳機能障害についての認定システムを確立しているため、労災保険の認定基準の考え方をそのまま取り入れていないことに注意しなければなりません。

 

高松の交通事故での高次脳機能障害の程度とは?

交通事故での高次脳機能障害の程度を、自賠責では次のとおり区分しています。  高次脳機能障害等級と言いますが、1級が、高度の痴呆のため生活維持に必要な身の回り動作に全面的介護を要するという内容。 

 

2級は、日常の生活範囲が自宅に限られていて、生命維持に必要な身辺動作に家族の看視などが必要。 

 

3級は、記憶力、注意力、対人関係維持能力に著しい障害のためまったく就労できない状態。  単純繰り返し作業であれば就労可能だが、作業能力が著しく制限され、職場の理解や援助が不可欠な状態。 

 

5級は、手順が悪い、約束を忘れる、ミスが多いなど一般人と同等の作業を行うことができない。 

 

9級が、一般就労を維持できるものの、作業効率や作業持続力に問題がある、のように決められています。

 

交通事故によって、脳に後遺症となるほどの重大なダメージを負ったことから起こる、日常生活に大きく関わる問題が高次脳機能障害であり、軽度の等級である場合には、なかなかその症状に気付けないということも起こり得ます。 

 

感情のコントロールができなかったり、目的の遂行が困難に見えたり、作業の反復継続などができなかったりすることに、なるべく早く気付いてあげることが重要です。 

 

当の交通事故被害者が気付けないままでいることで、周囲も発見できないまま長い年月を要してしまう例も多いので、交通事故で頭部やその周辺に損傷を受けた場合には、注意深く言動を見守ってあげることが重要です。

 


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