【社会人1年目の方の場合、逸失利益は発生しますか?】


社会人1年目で交通死亡事故にあった場合に必要な論点は、逸失利益をどのように算定するのか、ということです。
社会人1年目の場合、給料が通常非常に安いです。どんな有名な企業に勤務している方であっても、1年目の給料は非常に安い。
ですから、社会人1年目の給料を元にして将来の逸失利益を計算すると、本人にとって非常に不利な結果になります。

通常、給料というものは、社会人1年目から段々に昇給していきます。
50歳とか55歳とか、それぐらいに非常に高い給料になっていくのが非常に多い訳です。
最近では必ずしも年功序列の賃金体系ではありませんが、それでもやはり社会人1年目の人よりは、40代50代の給料の方が通常は高いはずです。
ですので、この点の不公平をどのように埋めるのか、という問題があります。

社会人1年目の若年者の場合の基礎収入としては、交通事故が発生した時点での実際の収入ではなくて平均的な賃金で計算するやり方があります。
大学卒業後の1年目の方の場合でしたら、仮に実際の年収が300万円や350万円だとしても、その人の一生をトータルした平均賃金で言うと600万円や650万円という金額になるはずだと。
そうすると、一生をトータルした大卒者の平均賃金で計算する方が被害者にとって有利である、ということになります。
社会人1年目2年目の若年者の場合には、現実の収入ではなくて、統計的な平均賃金を請求することが考えられます。
では、若年者ということですが、いつまでが若年者なのか。この点は法律的に一定している訳ではありません。
私の感覚で言いますとだいたい30歳前後で分かれてくるのかなと思います。
通常30歳前後までは、言ってみたら、仕事をどんどん覚えていく、給料もどんどん上がっていくという過程にあることが多い訳です。
それぐらいまでの方が交通事故にあわれた場合には、実際の収入ではなくて平均的な賃金でもって評価するのが公平だと思います。
一方で、30代をかなり過ぎるとある程度落ち着いた賃金になってくる。中には更に昇給する方もいますが、その人の本来稼ぐ能力に合った賃金にだんだんなってくると思いますので、30代半ばぐらいを過ぎてくる場合には、実際の自分の賃金を元にした基礎収入が考えられると思います。

他の動画も試聴してみましょう


お電話をする前に必ずこちらをクリックしてください

お電話をする前に必ずこちらをクリックしてください

お名前  例)山田太郎
お電話  *半角英数
メールアドレス  *半角英数
ご相談内容