【家族が介護する場合、介護費用はどうなるのですか?】


家族や親族が介護をする場合、1つ問題があります。
どういう問題かと申しますと、専門的な介護人の場合は、お金を払って他人を雇っている訳ですから、実際にお金の動きがあります。
例えば1日当たり1万円で雇うとか、1万2,000円で雇うとか、お金の動きがあるので、裁判所も費用として認め易くなります。
ご家族や親族の方が、交通事故の被害者の方の介護をする場合には、まさか1日当たりいくらという契約なんかしませんし、実際にはお金の支払いはないはずです。
ですので、家族や親族の方が介護する場合には、その介護をお金に直したら幾らになるかという評価する、という問題があります。
家族や親族が介護しているものについて、お金の動きがないから価値がゼロである、ということにはさすがにならないと思います。
ただ、実際にお金の動きがない以上は、それを幾らと評価すべきなのかという問題は残ってはきます。
ですので、裁判の場合に多い判断として、家族や親族の方が介護をしている場合には、1日当たり8,000円という基準がよく用いられることが多いです。
一口に8,000円という金額ですが、ではその8,000円という金額は動かないかと言うと、これも具体的な状況によって違ってきます。
介護が非常に大変な場合、例えば被害者が体重100キロぐらいある場合、体重の重い方を介護するのはかなり重労働になります。
あと、介護する側が高齢の場合、よくあるケースとして、自分の息子が交通事故で障害を負って介護が必要になった場合に、両親の側が介護をしている場合、両親も自分が60代、70代という高齢の場合、息子の介護をするのは肉体的にもなかなかつらいところがあります。
ですので、そういうふうに被害者の方の体重がかなりあって介護が大変な場合や、あるいは介護をする家族の方が体力的に厳しいものがある場合には、介護費用の増額事由になると考えられます。
それから交通事故の介護費用について申し上げますのは、介護のために仕事を辞めざるを得なかった場合、辞めた仕事の分の請求ができるのかどうか、という問題もあります。
そういう訳で、家族や親族が介護費用を保険会社に請求する場合には、法律的な問題点は幾つかあると思います。
介護費用の問題は,高松では,裁判の場として争われ始めてまだ日が経っていないといいますか、比較的新しい争点です。
新しい争点ですので、高松での裁判所の運用の基準のもあまり安定していないところがあります。
ですので、安定していない場合はどうするのか、という問題点があります。
私としては、高松での,裁判所の運用が安定していないのであれば、積極的に裁判にかけてしまって、裁判所の判断をどんどん仰ぐべきかなと考えています。 いずれ裁判所の判断がある程度蓄積していき、こういう風なケースはこうするんですよ、というルール作りがまとまってくれば、高松における交通事故の重度の後遺障害についての介護費用の論点も、ある程度スムーズに決着がついてくるのではないかと考えています。

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