平成28年の香川県・高松市の交通事故の特徴


香川県
香川県警察が公表している統計資料をもとにして、高松などの香川県の交通事故の特徴についてお話をしたいと思います。

なお、香川県の一部が高松市でありますが、ここでは、呼び方を統一するために、香川県と高松市をあわせて、「高松など」という呼び方とします。

香川県警察が公表している交通事故の発生件数

香川県警 交通事故統計
出典 香川県警察・交通事故統計資料より

高松などの交通事故の平成28年の発生件数は6790件でした。

この発生件数は、過去5年間の統計資料をみると、だんだん減少している傾向にあります。

平成27年には高松などの交通事故発生件数が7823件でしたので、14パーセント減少したということになります。

年々、交通事故が減少していってくれるのであれは、高松の一般市民としてありがたいことだと思います。

 

高松などの交通事故のパターン

 

高松などの交通事故の発生しやすいパターンについてお話します。




平成28年の統計資料によると、高松などでの交通事故の発生しやすいパターンが、いくつかあります。

以下のとおり、いくつかのパターンにわけて、平成28年の高松などでの交通事故を、くわしく説明してみたいと思います。

横断歩道を横断している場合 (人 対 車両)

横断歩道ではない場所を横断している場合 (人 対 車両)

自転車の出会い頭事故

車両同士の場合

・車両の自損事故の場合


 

横断歩道を横断している場合 (人 対 車両)

 

 

高松などでの交通事故のなかで、人と車両が衝突するケースの場合に多いのは、人が道路を横断している最中に発生する交通事故です。

横断歩道


そこで、高松などで横断歩道を横断している場合に発生する交通事故を説明します。


香川県警察が公表している「人対車両」交通事故の発生件数

人対車両の交通事故発生件数
出典 香川県警察・交通事故統計資料より

 



横断歩道上での交通事故が93件あった


平成28年には、高松などで横断歩道を横断中に発生した事故が93件となっています。

横断歩道は、人が道路を横断するあたって「ここを横断しなさい」と、とくに指定された地帯です。

ですから、高松などで横断歩道を横断しているときには、人は、絶対的に保護されなければなりません。

横断歩道を横断中に交通事故が発生したという場合には、車両の運転者には厳しい責任が追及されなければなりません。


横断歩道をわたるべき理由


一方で、高松で横断歩道上で発生する事故には、少々救いもあります。

というのは、高松などの平成28年統計では、人が横断歩道を横断中の事故については、発生件数は93件ですが、死亡事故となったケースは2件だけなのです。


横断中の事故

この理由は、おそらく、横断歩道の近辺では、スピードを落とす車両が多いため、人と衝突したときの速度が、それほど速くはない、ということなのだと思います。


ですので、高松での横断歩道上で発生する事故については、平成28年の統計をもとにすると発生件数が93件ということで、件数は多いものの、死亡事故は2件ということなので、重大な事故になる可能性は低い傾向がある、ということがいえます。


ということは、高松などで交通事故になった場合であっても、横断歩道上での事故は、重大な結果にはなりにくい、ということが言えると思うのです。


したがって、いくら「高松などでは横断歩道上で交通事故が発生している件数が多い」とはいっても、やはり、道路を横断するときには横断歩道を横断するのが一番安全であることは間違いありません。

横断歩道ではない場所を横断している場合 (人 対 車両)


高松などの平成28年統計をみるかぎり、問題が大きいと思われるのが、横断歩道ではない場所を横断している場合に発生した交通事故です。

今一度、香川県警察のホームページから「人対車両」の部分を引用します。


香川県警察が公表している「人対車両」交通事故の発生件数

人対車両の交通事故発生件数
出典 出典 香川県警察・交通事故統計資料より

 

統計資料をみてみますと、高松などでは、横断歩道ではない場所では、平成28年に93件の交通事故が発生しています。

しかも、高松などで死亡事故になったケースは12人ということです。

これは、非常に重大な結果です。


通学路


平成28年において、高松などで横断歩道上で発生した死亡事故は2件だけです。

一方で、横断歩道ではない場所を横断しているときに発生した死亡事故は、12件ということですから、6倍なのです。


つまり、横断歩道で道路を横断しているときと比較すると、横断歩道ではない場所を横断している歩行者は、6倍危険だ、ということが言えるのです。


このことから、少なくとも、 高松などでは、

・ 道路を横断するときには、絶対に横断歩道を横断すること

・ 横断歩道ではない場所では、絶対に道路を横断しないこと


を提言したいと思います。



横断歩道ではない場所で死亡事故が多い理由


高松などの横断歩道ではない場所では、なぜ、こんなにも重大な結果が発生するのでしょうか。


理由は3点ほど考えられます。


1 車両のスピードが速いこと

まず、横断歩道のない場所では、車両は、時速40キロメートルや、時速50キロメートルという速度を出しています。

時速40キロメートルといえば、車両を運転している運転者にとっては、

普通の速度

だと思われるかもしれません。

速度

しかしながら、車両が時速40キロメートルで、そのまま、人に衝突すれば、まず、確実に人は死亡します。

時速40キロメートルというのは、人にとっては、それほど「速いスピード」なのです。

ですので、高松などで横断歩道のない場所で走行している車両は、とても危険なものであるという意識を持つ必要があります。




2 運転手は、歩行者が横断していると思っていないこと


高松などで横断歩道のない場所では、車両の運転手は、人が道路を横断していないという前提で車両を運転しています。

したがって、あらかじめ、「横断している人がいるかもしれない」という注意をしていません。

そういう場合には運転手は、道路を横断している人がいた場合に反応が遅れます。



想定外


交通事故においては、1秒でもブレーキを踏むのが遅れると、決定的な違いが発生してしまいます。

たとえば、時速40キロメートルで走っている車両が1秒間に進む距離は約11メートルになります。

もし11メートル手前で車両が停止していたとすれば、交通事故が発生しなかった、というケースは、非常に多いと思われます。

したがって、運転者が「横断している人がいるかもしれない」という意識をもっているかどうか、ということは極めて重要な問題だと思うのです。

 


3 無理をして横断している可能性があること


横断歩道もないような場所で、道路を横断しようとしているケースというのは、どういうケースでしょうか。

おそらく、かなり急いでいるような状況だと思うのです。

たとえば、学校に遅刻しそうになっている状況とか、会社に遅刻しそうになっている状況とか、友人と待ち合わせをしている時間に遅れそうになっている状況とか、そういうふうな、「急がなければならない状況」におかれていることが多いように思います。



あわてている


もし、気持ちに余裕があるならば、横断歩道まで歩いて、横断歩道を渡ればいいだけでしょうから。

そうすると、そういう、「急がなければならない状況」におかれた人間は、どうしても、急いで道路を渡りたいという意識が強いために、車両が近寄ってきているかどうかを確認しないで、道路を横断してしまう可能性があります。


急いでいるにもかかわらず、なかなか道路を横断できない状況ですと、つい、感情的になってしまって、道路に飛び出してしまう可能性があります。

これは、高松でも、他の地域でも事情は同じだと思います。


人が、急いで、焦って道路を横断しているときには、とても交通事故が発生しやすい、ということがいえます。

自転車の出会い頭事故


自転車のことを道路交通法では「軽車両」といいます。

自転車も、一応、車両あつかいなのです。

香川県警察が公表している「軽車両 対 車両」交通事故の発生件数

自転車事故統計資料
出典出典 香川県警察・交通事故統計資料より


自転車 対 自動車の交通事故は、高松などでは、平成28年に983件が発生しています。

このうち、600件が「出会い頭事故」という分類をされています。

高松などでは、自転車 対 自動車の事故のうち、60パーセントが、出会い頭事故である、ということになります。

非常に高い割合である、ということが理解できると思います。


出会い頭事故とは?


出会い頭事故とは、交差点で、直進してくる車両同士が衝突することによって発生する事故です。


直進する車両にとっては、交差点では、正面はよく見えますが、左右の道路は、あまりよく見えません。

そのため、自分にとっては

「左右の道路に車両は見えない」

ということになります。

出会い頭事故

もっとも、「見えない」といっても、左右の道路に車両がいないわけではないので、なんの注意もせずに直進した場合には、運が悪いと、左右の道路から直進してくる車両と衝突してしまうことになるのです。

こういうふうに、交差点に進入する前には、自分以外の車両がないと思っていいたにもかかわらず、交差点で、出会って、すぐに衝突してしまう、ということで、

出会い頭

の事故だという名前が付けられているのです。



なぜ出会い頭事故が多いのか?


高松などで自転車で交通事故にあってしまう方の場合、多いのは中学生や高校生の場合です。


自転車は、スピードを出すまでに、それなりに自分で自転車のペダルをこがないといけませんので、体力を使います。

自転車である程度スピードを出してしまうと、つい

せっかくスピードが出たのに、ブレーキをかけるのはもったいない

という意識が発生してしまう可能性があります。




スピード


大人であれば、感情に流されずに理性的に判断できるかもしれませんが、中学生や高校生の場合、つい、十字路で

このまま直進してしまえ

という気持ちになってしまうこともあり得ます。

 



重大な事故が発生することが多い

高松などでは、自転車で十字路の安全を確認せずに突っ走ってしまった場合には、重大な事故が発生する可能性が高いのです。


自転車でも、ペダルを一生懸命にこいでいると、時速30キロメートルや時速40キロメートルになってしまうことがあります。

もはや、自動車とスピードの面では同じです。

スピードは同じであっても、自転車は、人間が外部に露出していますから、防御力はゼロに等しいのです。


ですから、自転車が自動車と衝突事故とをおこしてしまった場合には、自転車を運転していた人は、たいてい、悲惨な結果になることが多いのです。





くれぐれも、高松などで、自転車を運転している場合には、交差点では一時停止をして、左右の安全を確認してから道路を横断することに気をつけてください。

 

高松などでの自動車同士の事故について


自動車同士の事故の場合には死亡事故は少ない

平成28年の高松などにおいての自動車同士の交通事故には、どういう特徴があるでしょうか。


香川県警察が公表している「 車両相互 」交通事故の発生件数

自動車事故
出典出典 香川県警察・交通事故統計資料より


高松などでの自動車同士の交通事故の平成28年の発生件数は全部で5146件です。


そのうち、死亡した人数は17人です。


そうすると、交通事故の約302件に1件が死亡事故ということになります。

この数字を、人 対 車両 の交通事故と比較して考えてみましょう。



自動車事故



人 対 車両 の交通事故の場合には、死亡事故の割合が大きい


平 成28年には、人 対 車両の交通事故の場合、

高松などで交通事故発生件数は全部で410件でした。そのうち、死亡事故となったのは22件です。

そうすると、人 対 車両の交通事故の約19件に1件が死亡事故ということになります。


こ ういうふうに、平成28年の高松などでのデータをもとに、

人 対 車両 の事故と

車両 対 車両 の事故を比較してみると、こういうことがいえるのです。

車両対 車両 の事故と比較すると、人 対 車両 の事故の場合には、18倍死亡事故になりやすい。


この違いがどこから発生しているかというと、やはり、車両の場合には、鉄で周囲がおおわれているため、交通事故が発生しても、最初に壊れるのは自動車の鉄の部分である、ということが大きいと思います。


ですから、高松などで交通事故となってしまっても、運転している人間までケガをしてしまうことは少ない、ということがいえるのです。



高松では、 車両 対 車両 の場合には、追突事故が多い


高松などでの平成28年の、車両 対 車両 の事故をみていると思うのが、


追突事故が多い


ということです。



追突事故



車両 対 車両の事故は、高松などでは平成28年に5146件起っているわけですが、そのうち2680件が追突事故ということになっています。


じつに、車両 対 車両の事故のうち、約43パーセントが追突事故なのです。




高松では、信号待ちで停車中の追突事故が多い


追突事故について、さらにくわしくみていきましょう。


高松で発生した追突事故のうち、298件が「進行中」に発生した追突事故となっています。

そして、「その他」の状態で発生した事故が2382件だということになっています。


車両の「進行中」以外の場合というのは、たいていは、車両が信号待ちで停車中に、うしろから車両が直進して突っ込んできた事故だ、ということです。


停車中に後ろから突っ込まれると、自動車としては逃げようがありません。


当然のことですが、後ろから突っ込んだ自動車の方に100パーセントの過失がある、ということになります。



高松での「追突事故」では死亡事故はゼロ


追突事故は、停車している人にとっては、

「とんでもない」

という事故です。


しかし、救いとなる点もあります。


というのは、平成28年に高松などで信号待ち停車中に発生した追突事故では、死亡事故はゼロだ、ということです。


高松などでは、信号待ち状態でも交通事故が発生する件数は多いものの、重大な被害が発生する可能性は低い、ということになるのです。


この点は、まだしも救いになるような気がします。

 


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